2020年1月の秋吉台でしぶんぎ座流星群を撮りたかった(前編)
こんにちは、センジャキです。
星空を撮ってみたい
時は2020年1月4日。
この日はしぶんぎ座流星群の活動が極大となっていた。
これは是非写真に収めたい。
ピークとなる1月4日午後5時頃は放射点の関係で残念ながら見えないとの事だ。
観測のチャンスはピークは過ぎてしまうが1月5日の夜明け前数時間。
天気予報を見ると少し雲が不安ではあるが、折角なので星の撮影にチャレンジしてみよう。
タイトルでお察しの方もいらっしゃるだろうが、結果は残念なことになっております。
必要なものは?
調べてみれば星空撮影で必要なものに特別なものは無いようだ。
必要なのはカメラとレンズ、三脚にできればリモートレリーズ。
使用するカメラはα7II
使用するレンズはVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z
リモートレリーズはまだ持っていない。
しかし要はシャッターボタンを押す際にカメラがブレなけれ良いので、ここはセルフタイマーで代用する。
どこで撮る?
撮影場所は照明のない暗い場所が良いとのこと。
となると初日の出でもお世話になった秋吉台が良いだろう。
さらに開けた場所が良いので、秋吉台の中でも長者ヶ森駐車場に決めた。
前日はお酒もほどほどにして就寝。
まだ暗い内に起きて秋吉台に到着したのは4時30分頃。
「周りに誰もいない暗い中一人で撮るのは心細いというか怖いな」
…と考えていたが何てことは無い、到着してみれば車がたくさん停まっている。
安心して撮ろう。
実際に撮影してみる
さて事前に調べた星空の撮影方法としては、
- 星空の撮影は基本的にシャッター速度をメチャクチャ遅くして撮影するので三脚は必須。
- ピントは無限遠∞でも合わないことがあるので、明るい星にきちんとピントを合わせよう。
- 暗い中での撮影は光を多く取り込みたいので、F値は小さいほどいい。
1番は問題ない。
ちゃんと三脚は持ってきた。
しかし問題は2番だった。
必死にファインダーを覗いても星が見えないのだ。
あらゆる方向をグルグル探してみたが一向に見つかる気配がない。
傍から見れば暗い中変な動きをしているおじさんである。
これは困った。
とりあえずピントを無限遠∞に合わせて撮影した写真がこちら。
やはりピントが合ってなくて星が滲んでる。
その後もピントを微妙に変えながら何枚か撮影。
自分のイメージしていた星空の写真とは程遠い。
ちなみにアレコレとカメラの設定をいじっている間、偶に周りから「おー」という声が聞こえる。
恐らく星が流れたのだろうがこっちは既に流星群どころではない。
本末転倒だが1枚くらいはちゃんと星が撮りたいのだ。
F値はできるだけ小さくしよう
さらに少し話が逸れるが、先ほどの3つあった星空撮影のコツの3番について。
今回α7IIに取り付けているレンズの一番小さいF値は4だ。
55mmのF2.8のレンズも持っているが、できれば広い範囲を撮りたい。
そう考えた時に気が付きました。
RX100M3がある事に。
コンデジだがこのカメラならば24mmでF1.8。
ミラーレスとコンデジを同列に並べて比べるのもアレだが、2台体制で撮影すれば1枚くらいは流星が写ってるんじゃないかという目論見も合って持ってきたのだ。
しかも何故かRX100M3だとファインダー越しにすぐ星を見つける事ができた。
自分でピントを合わせた後自動車の屋根に乗せて撮影したので、高さが変わってまた少しピントがずれたかもしれないが、先ほどの写真と比べればキレイに写っていると思う。
結局
α7IIでもキチンとピントの合った写真を撮りたいところだが、雲が星空を遮ってきた。
周りも諦めて帰る人もチラホラと。
あまり時間もなさそうだ。
焦るワタクシだが、ここで上記の写真から一番明るい星の位置を覚えて、しっかり観察しながらピントを合わせることに成功するファインプレイ。
しかしこの写真が撮れたのを最後に、一面曇り空で星は見えなくなってしまった。
気づけば周りも多くの人が帰り支度を始めている。
ここらが潮時。
続く。
最後にどうでもいいことなんだけど、流星群って接近するとかじゃなくて、活動が極大になるっていうんだね。
初めて知りました。